社団法人ラフティング協会/Rafting Association of JAPAN(RAJ)

RAJ
1997年設立された、国内唯一の全国組織が、ラフティング協会です。厳しい入会基準をクリアした加盟各社が、協会の規定に基づき厳格な安全管理をしています。財団法人日本体育協会所属の公益社団法人日本カヌー連盟の公的な資格としてガイドライセンスを発行しています。
■■ サンシャインツアーがご案内する全てのラフティングの開催団体はRAJに加盟しております。 ■■

RAJを選ぶ5つの理由

■ ガイドライセンス発行 [国内唯一の発行機関です]
国内唯一のラフティングの公的ガイドライセンスを発行し加盟各社すべてのガイドは、ガイドライセンスを有しています。
■ トリップリーダー制度 [質の高いツアー提供を心がけています]
トリップリーダーという制度があります。トリップリーダーは、2年以上の経験を有し、3年に一度研修を受けているシニアガイドです。各社ラフティングツアーは、必ずトリップリーダーが統率しています。
■ 加入保険の保証 [もしもの時も安心です]
RAJ加盟全社は、賠償責任保険、傷害保険に加入しています。各社の加入保険は、RAJによるチェックが行われています。RAJ加盟により、RAJ提携の保険に入ることができます。
■ 安全運行に目を光らせています [まずは安全があってこそのツアーです]
安全基準や運行規定、装備に基準を設け、それをクリアーしたクオリティーの高いツアーを催行しています。
■ 毎年研修を実施 [安全性の向上に余念がありません]
RAJでは、ガイドや団体責任の研修を毎年実施しています。

RAJラフティング協会加盟の5つの意義

RAJに加盟していない団体が事故を起こしたとき、警察等の捜査機関や裁判所は、安全対策を相互に研鑽するRAJに加盟していないこと自体が、日頃から安全対策を実践していなかった証と見られてしまう現状があることを是非知ってほしいと思います。
RAJでは、ラフティング事故を会社・ガイド側で手掛けている顧問弁護士が、事故当初の対応に当たります。RAJへの加盟により、万が一の事故に備えて、専門の弁護士を確保しておくことができます。
RAJでは、加盟団体が事故を起したときに、事故調査委員会を設置し、警察への報告を行います。RAJがラフティングの正しい知見と分析を示すことにより、事故を起こした会社が不当な裁きを受けることを予防することができます。今や、ラフティングを事業として行う以上、RAJへの加盟は、保険に加入することと同様に不可欠なことであることを知っていただければ幸いです。
活動河川へのアユの稚魚放流事業、河川の一斉清掃活動、川をはぐくむ森への植樹事業、自然環境の安全、育成を行いながら地域社会に貢献する活動にRAJ全体で取り組んでいます。これらの活動は、地域社会から高い評価を得ています。
全国各地で活躍する多くのラフティングカンパニーが加盟しているRAJでは各地域間、各カンパニー間の情報交流が活発で、ラフティング事業の全国水準を知ることができる唯一最大の社団法人となっています。また、技術面、安全管理面での具体的向上に全国レベルで取り組んでおり、それを目的とした専門部会やミーティング、研修会を数多く設けています。

設立趣旨とラフティング協会の基本理念

近年、わが国ではアウトドアスポーツの普及に伴ない、リバーラフティングが急速に大衆化しつつある。自然に身を置き、五感を通じて、生かされる自然の大切さを実感する。アウトドアスポーツは1970年代を中心に、世界的に起こった自然回帰への大きなムーブメントであり、ラフティングはその中で大きな役割を果たしている。

自然環境への意識の啓蒙

かつて河川こそが公道だった。交通の手段として船が行き交い、筏を組んでの木材の運搬など、輸送手段として重要な役割を果たしてきた。近代になって、陸上道路網の設備がなされ、交通の手段としての河川は人々の日常の生活目線から遠ざかることになる。結果として、河川は、生活用水や発電用途としての利水、戓いは下水排水溝としての役割のみを担うことになってしまった。河川から目線をそむけてしまった人々は、川に汚物が放置され水が汚染されていても関心を示さなくなってしまっていた。ラフティングなど、河川を利用したアウトドアスポーツの普及は、再び人々の目線を水面に戻し、自然環境の大切さを身をもって実感させる大いなるきっかけを与える。

チームワークと体験活動

一艇に、ボートに乗り合わせる複数の乗員のパドリング操作と協力によって運航されるラフティングは、チームプレイの重要さを実体験すると共に、次々と迫り来る激流を全員が協力し合い、ひとつひとつの瀬をクリアして行く達成感を連帯感を提供する。ラフティングは、とりわけ次世代を担う多感な若者達に、団体行動の中に学ぶチームワークの重要性と、充実した達成感を提供する。ラフティングは、スリリングな急流下りを楽しむスポーツ派から、周辺の景観を楽しみ、鳥のさえずりを聞き、流れに身をまかせながら川を下るのんびり派まで幅広い川下りの楽しみを提供する。そして商業ラフティングは、大衆が最も手近にアウトドアスポーツを体験できる入門手段である。

危機管理と責任

いかなる河川においても、安全に川下りを楽しむには、(河川における)不測の事態に対する危機管理や安全対策を充分に行い、運行に対際しては、その河川を充分に理解した経験豊富なガイドをラフトの引率にあてなければならない。商業ラフティング従事する者は、参加する顧客に対しても、顧客が自ら負うべき自己責任の範囲を説明し、理解・承知してもらい、主催者たるべき業者の負うべき責任を充分に自覚しなければならない。安全運行に必要な情報システムの構築、ガイド技術の研鑽、労働環境の整備、地域関係諸団体との協調・協力関係の構築、海外関連諸団体との情報交換及び国際協力関係の構築、保険制度や損害賠償責任など、今後我々が取り組まなければならない課題は数多くある。

協会設立

上記の認識のもとに、商業ラフティングに従事する一人一人が、個人・団体を問わず、課せられた社会的責任を果たすとともに、職業としてのラフティングの存在を社会に知らしめ、個々の社会的地位の確立を目指す。わが国における商業ラフティングを更なる普及と発展の為に、安全とサービスの向上を目指して、ここにラフティング協会(以下RAJとする)を設立する。